不登校児16歳の男子高校生からもらった「一つの選択」

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今日、家の整理整頓をしていたら不登校児出身の16歳男子高校生からもらった「一つの選択」という作文が出てきました。

上から目線で偉そうに書いている割には文章も支離滅裂で中身が薄い印象ですが、何か響くものがあったので忘備録として残しておきます。

タイトル:「一つの選択」

作者:16歳男子高校生

本文:

自分はこの泊高校に入る前、小禄高校を退学した。多分、今まで生きてきた選択の中で一番大きな選択だっただろう。

この「選択」という言葉は自分の人生を変える大切なものだと思っている。

自分が見た限りでは、周囲の意見に流される人が多いと思う。自分もまた例外ではないのだけれども。もちろん、自分以外の人が意見を言って自分がそのことについて選択をしなければ相手の言う通りになる。「なんか食べに行こう」と言うと、何かの理由がない限り「どっちでもいいよ」という風になる。

これは自分以外の人に限らず、周囲の状況にも当てはまる。例えば進路の話になる。だいたい結果的には、周りの人がその道に進むから一緒に進むというのが一般的だろう。例をあげれば中学校から高校へ進むときである。頭では「将来のためだ」とわかっていながらも心の中では「なぜ学校に行くのだろう。なぜいちいち勉強しないといけないだろう」と思いながら高校へ進学する。実はほとんど自分のことなのだけれど少なからず、多くの人は自分と同じ心構えだろう。

さて自分は、こういう思いで進学したのだけれども日がたつにつれ「自分は周囲に流されっぱなしだ」という思いが募ってきた。ついには小禄高校の二学期後半あたりでパッタリと学校に行かなくなった。一人で「一体、今まで何をしてきたのだろう」といまさら考えていてもしょうがないと思い、取り合えず仕事を始めた。

仕事を始めると、今まで自分がいかに周囲に流されていたなと思わせることがいっぱいあった。例えば、自分に与えられた仕事をしなかったならば間違いなくクビになるし、同じ職場の人も困り果ててしまうだろう。もちろん、クビになれば親のスネでもかじらない限り生活できない。もし、自分が皿洗いのアルバイトをしていたとして、仕事をさぼって皿を洗わなかったら、自分のところにきた汚い皿はたまっていき、しまいにはお客のところにだす皿はなくなってしまう。もちろんそんな人にはお金をくれるどころか追い出されれてしまう。

学校はというと、自分一人勉強できなくても迷惑する人はいないし、生活だって保障されている。つまり、まじめさはあまり必要ない。ただ目的があるならば一応勉強するだろう。

学校に来る以上は勉強したほうがいいといっても自分は思っていたので仕事を通じて、なぜあまり授業に対してまじめでない生徒がいるのかということがわかった。

まじめにしようがしまいが、それは本人の選択次第で他人がととやかく言っても決めるのは本人である。他人が決められることでもないから。そして自分が小禄高校を辞めるにあたっての選択を決められる決断力と責任を持っていたのは周囲に流されることをやめきれたからだと思う。

「中学校から高校へ」という一つの道を新しい道に切り替えるエネルギーは自分の悩んだ時間だけ大きかった。そして新たな道のゴールともいえる目的は人に流されず、それでいて人と協力するというものだったのでこの泊高校へ来た。ここしかないと思った。

そして今では、この大きな選択をしてよかったなとつくづく思う。他の高校のように校則だらけではなく、ほとんど自分の自制心が校則がわりだと自分は思っている。「自分の選んだ選択と責任において」行動できる。ちなみに自分はそれが人生なのかもと以前から思っていたけれども。もし、泊高校の皆さんで選択をしろと言われているのは多分、授業のことだろう。授業を受ける、受けないは本人の自由。でも受けない単位は取れない。これは泊高校での選択の一つ。

最後に皆さんには周囲に流されない一つの選択をしてほしいと思う。でもその一つの選択をするか否かも皆さんの選択にかかっていると思います。

著作:1994年ごろ(原文から一部、加筆修正)

著作者の背景

この著作者の高校生は不登校児で義務教育を2年しか行っておらず(この時点でネタバレですが)中学から高校進学の時は「友達が行くなら高校生活についていけるかも」という軽いノリで普通高校に受験、合格しました。ところが、いわゆる「普通の高校生」しかおらず、不登校児で高校進学をしている自体が珍しく「なんで学校行っていないのに高校受かるんだよ」というバッシングを受け肩身が狭い思いをしていましたが、耐えきれず6か月で退学しました。

その後、16歳で深夜10時から朝6時まで勤務できるカラオケ店でアルバイトをし、お店のオープンからクローズまで、受付から調理、片付け、クレーム処理、レジ締めまで一人でこなし、文字通り「給料払う」以外の仕事はすべてやっているような状態でした。

その中で仕事の厳しさや責任感、リスク、リターンの明確さが体感でき、このまま仕事だけで生きていくことも考えていましたが「一生に一度ぐらい学校生活を楽しむ経験をしてみたい」という想いで沖縄県立泊高等学校に入学。入学一年目で先の作文を書いて学校内のスピーチコンテストで発表した、という経緯になります。

この作文を要約すると

  • 「人生は自分で選ぶことができる」
  • 「選択による決断と行動にはそれなりの対価と報酬があり、それらはセットである」
  • 「人や環境に流され続けると気が付けば人生終わっちゃうよ」

っていうことが本人なりに言いたかったのだと思います。

今年は2018年。あれから24年立ってますが、私自身のポリシーと24年前の高校生が伝えたいメッセージにあまり大きな違いはありません。

私たちは大きな子供。思い続けていることは小さな子供の時から変わらないのかもしれませんね。

人はいつでも「選択と決断」で変わることができる。

今もそう信じています。

 


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日本パーソナルビジネス協会代表理事/合同会社ミリオンズ代表。合気道初段。愛車はポルシェケイマンGT4。義務教育は小1と中3しか登校しておらず、2年で卒業。趣味は「数値化」「自動化」「システム化」。経営者として自社の経営と経営コンサルタントとして全国各地で短期間で業績を改善する「仕組み化経営」の指導を行っている。6ヶ月で売上7倍になる事例もあるなど「90日以内」に会社が生まれ変わる反面、スパルタすぎてクライアントが悲鳴を上げることも。 プロフィール詳細はこちら。 https://www.oyakawamasaaki.com/2019/01/18/2019profile_masaakioyakawa/
About 親川 政明 116 Articles
日本パーソナルビジネス協会代表理事/合同会社ミリオンズ代表。合気道初段。愛車はポルシェケイマンGT4。義務教育は小1と中3しか登校しておらず、2年で卒業。趣味は「数値化」「自動化」「システム化」。経営者として自社の経営と経営コンサルタントとして全国各地で短期間で業績を改善する「仕組み化経営」の指導を行っている。6ヶ月で売上7倍になる事例もあるなど「90日以内」に会社が生まれ変わる反面、スパルタすぎてクライアントが悲鳴を上げることも。 プロフィール詳細はこちら。 https://www.oyakawamasaaki.com/2019/01/18/2019profile_masaakioyakawa/